【おすすめ育児書3選】視野を広げて子育てへのモチベーションを上げたいときに読む本
今回はおすすめ育児書のご紹介。
数ある育児書の中でも私が時々読み返したくなる3冊です。
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数えきれない育児書が出版されている現代。
子どもが生まれてから育児書というものを初めて読んだのですが、書いている作者の方の肩書も多岐にわたり、信憑性があるのかないのかよくわからないものもたくさんあってちょっとびっくりした覚えが…。
内容が薄いはずれ本をひいてしまうこともしばしば…
そもそも各家庭がめざす理想や教育方針はそれぞれ。
生まれた子どもの個性もそれぞれ。
そのため参考になる育児書も家庭によって違うので、人気の育児書に影響を受けすぎず、うまく自分の家庭に必要なデータやノウハウを抽出して取り入れることが大事だなと日々感じています。
育児書は子育てに関する知識と、それを踏まえた●●な子にするためのノウハウを書いている本がほとんど。
もちろんそれらも面白くて参考になる要素はたくさんあるのですが、今回は少し趣向を変えて、色んな家庭の子育てをみることで親としての視野を広げられる育児書を紹介しようと思います。
私自身、ノウハウ本は一度読むとそれっきりになってしまうことが多いのですが、今回紹介するような親の視野を広げて子育てへのモチベーションを上げることができる本は定期的に読み返しています。
目の前の子どもしか見えなくなって少し自分の世界が狭まっているなと感じたときは、ぜひ気分転換に読んでみてください。
①子育て経営学
40歳以下の若い経営者達(男性)の育児の実情や工夫、教育方針などが著者がインタビューする形式で語られています。
父親が当然に育児をする風潮ができあがりつつある現在(実際そうなのかは置いておいて)において、マネジメント能力に優れていると思われる経営者達が育児をどのようにみているのかが見れて単純に面白いです。
いちおう育児を語れるくらいには育児に関わっている経営者の方々を選出している模様…
そしてその思考には無駄がなく合理的なので、はっとする部分が多々あります。
(ここで私が思った「無駄」とは横並び意識や他人の子との比較や学校ブランドへの執着などなど)
どんな意図でどんな教育環境を子どもに与えたいと考えているのか、子どもには何を意識して声かけをしているのか、その他、共働きを続ける工夫や奥さんとの協力のしかたなどが語られています。
個人的な感覚として、母親になり育児だけの世界にいると、目の前の子どもに何を食べさせるか、いかに早く寝かせるか、何をして遊ばせるか等々でいっぱいいっぱいで、なかなか自分の子育てを俯瞰的に見るのが難しい&実際に育児してない人からのアドバイスがうっとおしいという、無意識に狭い世界に閉じこもっていく感覚があります。
とにかく目の前のことを片付けるのに精一杯な中で、この本を読むと少し冷静になって自分のことを見れる気がします。
自分がこだわって頑張っていたことも本当にそれが子どもにとって意味があるのか、広い視野にたつと子どもに何を与えるのがその子のためなのかを改めて考え、取捨選択をするきっかけになります。
子育てって理不尽で非合理的なことばかりを要求されるので、至極真っ当で合理的なことを言われると「そういうのは通用しないんだけど!」とイラっとしてしまいがちなんですが、それでも広い視野をもって冷静でいることは忘れずにいたいなと思うのです。
そして最近あまり冷静じゃないなと思ったときに私はこの本を読み返します。
個人的には入山さんの章が一番共感。
でもこれって他人の夫が語っているから「なるほどなるほど」と読めるけど、自分の夫が語ってたらどう思うんだろう…
各経営者の方達の奥様へのインタビューも興味あります。
②NewsPicks Magazine vol.3 winter 2019
こちらは前にツイッターでもちょろっと触れたもの。
正確には育児書ではなく、雑誌の子育て特集ですが、かつてここまで情報量が多い子育て特集があっただろうか…と思うほどにボリュームがすごい!
国内外の経済ニュースを提供しているNewsPicksが4半期ごとに出版している雑誌です。
毎回テーマが面白いのですが、子育て真っ最中の私にとってこの特集はありがたい限りでした。
あらゆる方面の旬な方にインタビューをして自身の子育て、ニューエリートの育て方について語ってもらっているかと思えば、幼児教育、小学校、中学・高校とそれぞれの段階における最新の選択肢やグローバル教育などについての情報も得られます。
話題性の高い探究学舎やアタマプラスなどのインタビューも。
わがやが直面している幼児教育については、モンテッソーリやシュタイナー教育の現状や、赤ちゃんへのテレビやアプリの影響など…
読んでいて、そうそうこれ気になってた!というトピックがどんどん出てきて夢中で読みすすめることができます。
まだあまり知らない小学校以上の教育の現状も知れて、高校までの教育に関する現状であればこれ一冊読めば、現在の旬なものは大部分確認できるかなと。
子どもの教育を考えるときって、現状の子どものできるできないや自分が受けてきた教育などをもとに考えてしまいがちですが、時代の変化とともに子どもに求められる能力も選択肢も全く変わってきています。
これを読むと、固い頭で考えずに柔軟に子どもに合わせていいところを見つけ伸ばしていってあげたいなという気持ちと子育てへのモチベーションを保つことができます。
凝り固まった思考や自分の受けた教育を子どもに押し付けることは、むしろ子どもにとって害でしかないなと自戒。
正直この雑誌の値段でこの情報量はお得すぎると思ってしまうほど。
こちらは2019年の冬に出た雑誌で現在は販売されていませんが、キンドル版であれば読むことができます(それか中古)。
③千住家の教育白書
千住家といえば子ども達3人全員が著名な芸術家(長男:日本画家、次男:作曲家、長女:ヴァイオリンニスト)ということで有名です。
こちらは母がすすめてくれた1冊なのですが、私は目頭を熱くしながら読みました。
母は千住家の娘さんと同じ学校だったこともあって発売当時に気になって買い、私がいつか子どもを産んだらすすめたいと思っていたそうです。
読んだ後にふたりで結構熱く語りました…
千住家のお父さまは理系の大学教授、作者の文子さんは元々理系の研究員で芸術家一家というわけではありません。
そこへ生まれた3人の子ども達それぞれの芸術への興味や才能をあたたく見守るエピソードを読みながら、親とはこうして子どもを信じて寄り添うのがあるべき姿だなと改めてわが身を振り返りました。
特にご両親ふたりのやりとりから千住家の子ども達への信用と愛情が深く感じられます。
こうすれば芸術家が育つ!というようなノウハウは書かれていません。
ただ子どもの好きなことを伸ばす親がどういう姿勢でいるべきなのかということは、全編を読めばおのずと見えてくるはずです。
私達夫婦も勉強寄りの人生を歩んでいますが、子ども達の可能性は0から見つけてあげたいなとこの本を読み返す度に思います。
そして子どもを信じ、その好きなものを伸ばしてあげられる親でありたいと思います。
気になる1冊はあったでしょうか?
ぜひ日頃の読書の参考にしてみてください。
文系妻
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