2歳で200ピース超え!知育玩具の王道、ジグソーパズルが得意な子に育てるコツ
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知育玩具としてはメジャーアイテムのジグソーパズル。
わがやも例にもれず長男に買い与えたところ、2歳10ヵ月で234ピースのジグソーパズルをひとりで完成させられるようになりました。
愛用していたくもんのジグソーパズルはSTEP7の234ピースでシリーズが終了です。
わがやおすすめのくもんのジグソーパズルがどんなものかはこちら★
普通何歳になれば何ピースのジグソーパズルができるようになるのか、というのが親としては気になるところですが、1歳が6ピース、2歳が50ピースくらいというのが目安のようで、3歳以上になると一気に100~200ピースくらいのものにチャレンジできるようになるようです(くもんのジグソーパズル参照)。
そこでわがやでは少し背のびをし、はじめは3歳までに100ピースのジグソーパズルをひとりで完成できるようになることを目標にしていました。
ところが思った以上に長男がハマり、最終的には倍以上のものができるように。
ジグソーパズルを通して長男の成長を本当にたくさん感じることができ、234ピースをひとりで完成させたときはそれはもう思いっきり褒めました。
※この記事でいう「ひとりで完成させる」は、初見の状態でひとりで完成させるのではなく、親が何度かヒントを与えながら一緒に完成させた後に0からサポートなしでひとりで完成させられるようになることを意味します。
今回はわが子をジグソーパズルが得意な子にするために、私が試行錯誤したり気を付けていた内容を紹介していきたいと思います。
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★200ピース超えまでの道のりで感じた大切なこと
長男が2歳で200ピースを超えるジグソーパズルができるようになったことは、長男の頑張り、興味、もって生まれた性格なども関係していると思うのですが、2歳の子どもが最初から細かいピースのジグソーパズルを完成させられるわけではありません。
はじめは親がジグソーパズルに興味をもつように誘い、横について適切なタイミングでヒントをあげたり、集中力が続くようにサポートをしていく必要があります。
これがかなり大変…親にとっては修行…
でも本人がジグソーパズルを好きにさえなってくれれば少しずつ自立し、自分でどんどん進めてくれるようになります。
個人的な感触では、100ピースをひとりでできるようになるまでがとにかく大変。
しかし100ピースを超えると子ども自身がジグソーパズルのコツをつかんでくるので一気に自分ですすめられるようになります。
実際に234ピースのジグソーパズルも同じ色のピースを集めるという手伝いはしたものの、初見からほとんどひとりで完成させていました。
親としてはピース数の多いジグソーパズルができるとわが子はすごい!と思いがちですが、ジグソーパズルはあくまで手段であり、ジグソーパズルを通して集中力とねばり強さを培うことが目的であるという意識を忘れないようにすることが大切だと思います。
これは長男のジグソーパズルを見守ってきた個人的な感想ですが、ジグソーパズルはやり方に慣れ、同じジグソーパズルを何度か繰り返すことで絵柄を映像として記憶できるようになってくれば、ピース数が増えて難易度が上がってもやることは基本的に同じです。
ただ、ピース数が増えるということは集中しなければいけない時間が増え、記憶しなければいけない映像も増えるので、まだ幼い子どもがやるのには圧倒的な集中力とねばり強さが必要になります。
仮に途中までしかできなかった、月齢にしてはピース数が少ないジグソーパズルしかできないというときであっても、そこまで完成させることができた集中力とねばり強さは、その時点で思いっきり褒められるべきものだと思います。
子どもは褒められれば当然に嬉しいし、誉められたことでむくむくと湧いた自信はより難しいジグソーパズルへのチャレンジを促し、ジグソーパズルを好きにしてくれます。
親はジグソーパズルのピース数に振り回されずにあくまで目安ととらえ、目の前の子どもが以前よりも成長している点を見逃さずにしっかり誉めてあげることが大切だと思います。
以下にも色んなポイントを書いていますが、
1番大切なのは「親と一緒にジグソーパズルをつくる時間が楽しい!」と感じさせること。これに尽きると思います。
★ジグソーパズルを与えたきっかけ
わがやがジグソーパズルを与えたきっかけは、義母から理系夫が幼稚園生のときに家でひとりひたすらジグソーパズルをやっていたという話を聞いたことからです。
もともと3,4歳になったら知育玩具として有名どころのタングラムやカタミノをやらせてみたいなと思っていたのですが(タングラムは幼少期に私もよく遊んでました)、
ジグソーパズルならピース数を調節すれば2歳でもできそう!素地となる集中力もつきそう!
と思い、長男が2歳7か月のときに初めてのパズルを購入しました。
その後ママ友にも
「通っている幼児教室で3歳までに100ピース前後のジグソーパズルを繰り返しやると集中力をつけるのにすごくいいって言われたよ!」
と言われ、納得。
集中力とねばり強さはこの234ピースまでの道のりの中で、親の私から見てもかなりついたと思います。
真剣にパズルをする様は仙人みたいな風格が…
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★ジグソーパズルに興味をもってもらうためのポイント
初めてのジグソーパズルは自力で完成させられるものにする
ジグソーパズルに興味を持ち、楽しい!やりたい!と子どもに思ってもらうためには、与えるジグソーパズルの難易度がとても重要だと思います。
必ず自力で完成させられるレベルのものを選んであげるようにしてあげてください。
「少し簡単すぎるかな?」と思ってしまうくらいで大丈夫!
初めて自分で完成させ、親から褒められることで、子どもは達成感と自己肯定感を味わうことができます。
それだけでジグソーパズルを好きになるきっかけをつくってくれます。
わがやの場合はそれまで一度もジグソーパズルらしいものをやらせたことがなかったので、ジグソーパズルではなく、ピクチュアパズルから始めました。
ボードの下にピースの型が線でついているので、初めてパズルをする子どもでも、「ここにはまるかな?」と検討がつけやすく、ジグソーパズルよりも簡単です。
これがかなり気に入って遊んでくれたので、60ピースのものも追加で購入しました。
このピクチュアパズルでパズルをはめる、絵柄を合わせるという作業に慣れることができたため、スムーズにジグソーパズルに移行できたように思います。
子どもが好きな絵柄のパズルにしよう
これもジグソーパズルを好きになるのに必要不可欠の要素。
子どもが好きなものの柄のパズルを用意してあげましょう。
動物が好きなら動物、車が好きなら車、プリンセスが好きならプリンセスというように初めは子どもの好きな柄のパズルで始めてあげることで、一気にジグソーパズルとの距離を縮めることができます。
長男は新幹線が大好きだったので、最初は新幹線の柄のピクチュアパズルから始めました。
その後60ピースのピクチュアパズルができるようになってから、くもんのジグソーパズルのSTEP4(54ピース~)に移行しました。
こちらももちろん新幹線&列車のもの。
わがやの場合は始めたのが2歳7か月ともう充分にある程度のピース数のジグソーパズルができる月齢だと思ったので、多めのピースに慣れるためにピクチュアパズルを利用しましたが、1歳前後くらいから始める方は最初からくもんのジグソーパズルを始め、ピースが少ないものをコツコツやっていくという流れの方がジグソーパズル自体に慣れることができてスムーズだと思います。
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★ジグソーパズルのサポートのしかた
まずはジグソーパズルをひたすら表面にひっくり返す
ジグソーパズルのピース数がある程度あると、子どもにとってはピースを表面にひっくり返すことだけでも一苦労です。
これが面倒くさくてジグソーパズルをなかなか始めたがらないという子もいると思います。
これは頭の使わないただの単純作業なので、親の協力どころ。
とりあえず一度全部ひっくり返して表面に揃えてあげましょう。
絵柄が見えると、「あれ、これとこれはつながりそうだな…」と子どももジグソーパズルに興味を示し始めます。
せっかく表面に揃えたのに、結局やらずにどこかへ逃亡。
そんな日もあると思います。
でもジグソーパズルを好きになってくれたら何もしなくても自分でひっくり返しながらピースを探してくれるようになるので、それまでは親の修行だと思ってひたすらひっくり返してあげましょう。
最初のハードルを親が取り除くだけでも子どもはスムーズにジグソーパズルを始めやすくなります。
つくりたい絵柄(箇所)を確認し、該当するピースを集める
子どもにジグソーパズルを作り始める意欲が見えたらまずどこからつくるのかを子どもに確認しましょう。
親ははしっこや角のピースを集めてテクニカルにジグソーパズルをすすめたくなってしまうのですが、子どもは好きな絵柄、好きな場所からつくりたがる子が多いです。
え!そんなど真ん中からつくるの!と思ってしまうときもあるのですが、自分でどこからつくるかを決めたという事実が、子どもに満足感と納得感を与え、やる気を引き出してくれます。
親は何も意見せずに色や柄を見ながらただただ子どもがつくりたい場所に該当しそうなピースを集めてあげましょう。
あんまりあからさまに集めると嫌がる子もいるので、子どもの手が止まっているようだったら自然な感じでピースを手元に集めてあげるといいです。
このあたりは年齢や子どものレベル・性格に合わせながら。
見本の絵柄を見せながら適切なタイミングでヒントを与える
子どもにジグソーパズルをさせてみると、見本の絵柄を見ているというよりも実際にピースをはめてみてはまるかはまらないかで判断している場面が多いように思います。
時々、「今はこのへんをつくっているのかな?」と見本の絵柄と照らし合わせ、「ここは赤い線が入っているから、線が書いてあるピースがはまりそうだね」とか「ここで絵が終わっているからはじっこになるピースがはまるね」などと少しヒントを出してあげるとスムーズです。
ただし、常にヒントを出すのではなく、子どもの手が明らかに止まっているときだけ。
少し考えているようなときは様子を見て、難しそうだったら最低限のヒントをあげるという範囲にとどめておきましょう。
ヒントをいつでももらえると思うと甘えてしまうようになるし、あまり口出しするとへそを曲げてしまう子もいます(わが子はこのタイプ…)。
間違っても、「ここじゃないかな?」とかいうダイレクトなヒントは与えてはいけません…
全部自分でつくったという達成感こそがパズルを好きにしてくれるので、できる限り親は手を出さないようにしましょう。
この加減が親の腕の見せ所です。
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★親の我慢ポイント
親は絶対に手を出さない
ジグソーパズルをはめるのは必ず子どもにやらせましょう。
上述のとおり全て自分でつくり上げたという達成感を得ることが重要です。
また、最初はピースをはめることだけでも一苦労なので、数をこなしてうまくはめられるようになることも訓練のうちです。
頭と指先をたくさん使うことがジグソーパズルの醍醐味なので、親はそれを奪わないように口は出しても手は出さないことが大切です。
私もじれったくなって思わず手を出してしまったこと、何回もあります…
それにより、長男が「自分でやりたかったのに!」と泣いて完成間近のジグソーパズルを全部バラバラにしてしまったことも…
せっかちな性格な人は特につらいと思うのですが、あくまで主役は子ども。
親はただの黒子なのでぐっとこらえてひたすらサポートに回りましょう。
もちろんまだ小さい年齢のときや初めての時は親がお手本をみせてあげることは必要だと思います。
少しずつ慣れてきたら、親は極力手を出さないように意識していきましょう。
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すぐに次のレベルのジグソーパズルを与えない
新しいジグソーパズルがひとりでできるようになると、親としては嬉しいし感動するしで、すぐに次のレベルのものにチャレンジさせたくなります。
ただ、なんとかひとりで完成させられるというくらいの状態で次のレベルに行ってしまうと、難しくてなかなか思うようにすすまずに、ジグソーパズルから離れてしまうということもあります。
ひとつのジグソーパズルについて、最低でもひとりで完成させる経験を5回以上はさせ、さくさく完成させられる&完成時間が当初の半分以下というレベルに至ってから次のレベルのものを与えてあげるのがおすすめです。
そのくらいになると今やっているジグソーパズルにも飽きを感じ始めているので、喜んで新しい難しいジグソーパズルにチャレンジしてくれます。
親が決して焦らず、子どもの興味関心を最大限にひきつけながらステップアップをしていくのが、途中で飽きずにジグソーパズルを好きになってくれるコツだと思います。
やりたくないときは無理にやらせない
当たり前のことですが、ジグソーパズルは別に締め切りがあるものでも強制的にやらなければいけないものでもありません。
子どもがやりたがらないときは無理はせずにまた気が向いたときにやればいいやという心持でいることが大切だと思います。
長男もジグソーパズルを始めて2か月目くらい、ちょうど100前後のピースのものをやらせているときに、難しいのかあまりやりたがらないときがありました。
私も下の子の面倒もあり、そんなに細かく見てあげれなかったので、またやりたくなったらやらせればいいかとしばらく放置していました。
その後2週間ほどはあまりジグソーパズルには触っていなかったのですが、友人の家に遊びに行ったときにそこの4歳くらいの娘ちゃんがだいぶ細かいピースのジグソーパズルで遊んでいたのです。
長男はそれを遠巻きに見ていただけでしたが、帰ってきてから「パズルやりたい」と言い出し、また集中してジグソーパズルで遊んでくれるようになりました。
おそらくはそのときの娘ちゃんから刺激を受けたのかなと思いますが、何がきっかけになるのかはわからないので、締め切りがない以上は、親は本人のやる気に合わせて付き合うというスタンスが最終的に長続きするコツかなと思います。
あまりにもいつまでも興味をもってくれない…というときは定期的に親自身がジグソーパズルを楽しんでやっている姿を見せ、子どもの好奇心をあおるのも手かと思います。
息子のときのように誰かお友達や兄弟が目の前でジグソーパズルを楽しんでいるという状況を人為的につくってみてもいいかもしれません。
ちなみにその後、100ピース前後のものができるようになってからは毎日3枚くらいはジグソーパズルをつくるのが日課になり、STEP6、STEP7とスムーズにすすんでいきました。
最終的には新しいジグソーパズルは3回くらいサポートすれば、あとはひとりでつくることができるようになりました。
サポートもSTEP6以降は最小限で済んでいます。
わがやの場合は、STEP5がさくさくできるようになると、その後ぐっと急激な成長を遂げたという感じでした。
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なお、ここまでの流れはざっとこんな感じ。
2歳7か月:20、32、60ピースのピクチュアパズル、くもんジグソーパズルのSTEP4
2歳8か月:くもんジグソーパズルのSTEP5
2歳9か月:しばらくやりたがらない期間を経てSTEP5ができるように。
2歳10か月:くもんジグソーパズルのSTEP6、STEP7
ジグソーパズルにはまっているときは毎日朝起きてから、夜ごはんの前と各1時間くらいずつに分けて合計2時間以上はやってました。
休日は4~5時間やるときも。
新しいジグソーパズルを始めるときは親も子どもも1番労力を使うので、心のゆとりをもってできるように時間に余裕のある休日にやるのがいいと思います。
私自身も上述した注意点を全て完璧に守れていたかというと怪しいところではあるのですが、心がけるだけでもだいぶ子どもに寄り添った対応ができるようになります。
それで子どもが長くジグソーパズルを楽しんでくれるようになればしめたもの!
集中して遊んでくれていれば、親は家事や下の子のお世話がはかどります!
これから知育にジグソーパズルを活用してみようとする方のお役にたてる部分があれば嬉しいです。